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社会科に対する思い

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​社会科を学ぶ意味

 社会科は,国語や算数・数学,英語に比べると,重要度が一段落ちるように思われがちな教科です。確かに,国語はすべての基礎であり,数字や論理的思考に強い人材は重宝されますし,グローバル化の時代に英語は不可欠なスキルです。


 しかし,日常生活を送る中で最も必要とされる教養は,社会科の領域に属することではないでしょうか? ニュースを理解することに始まり,出身地の話題で盛り上がったり,ワールドカップの対戦国について知ったり,選挙で投票すること,自分の財産を投資に回すこと…いずれも社会科で学ぶことです。“豊かな教養を持つ人”は,ほぼ例外なく社会科で学ぶ知識を豊富に持っているといえます。そういう人材が育つために,社会科に課せられた責任は大きいものがあります。

 櫻明企画は,社会科の教材づくりを通して、“豊かな教養を持つ人”づくりを支えていきたいと考えています。

公民分野の重要性

 社会科は大きく地理・歴史・公民の分野に分けられますが,実は一番重要なのは公民分野なのではないかと考えます。


 「選挙で,若い世代の投票率が低い」ことが言われて久しいですが,その責任の一端は社会科の教育にあると思います。民主主義の根幹である選挙の重要さを,大人はどれだけの熱量を持って子どもたちに伝えているでしょうか?​ 


​ また,銀行預金の金利がきわめて低い昨今,「投資」が勧められていますが,何となく「投資は怖い」というイメージだけが先走っているように思います。投資について,大人は子どもたちにどれだけきちんと知識を与えているでしょうか?

 公民分野の授業はサラッと流されて終わってしまっているように思います。自らが政治の,経済の主体であるという意識を子どもたちがしっかりと持つような教育が望まれます。弊社もそのような教育の手助けができるような教材作りをめざします。

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地理分野の重要性

 グローバル化が進んだこの時代,地理分野の重要性がますます高まっていることは疑いようがありません。日本とはまったく異なる,さまざまな文化的風土があるということを理解するのはとても大事なことです。

 

 その一方で,足元を見つめることも大切です。自分が生きる日本の国のようすを理解していることは,世界について知ることと同等に重要です。日本人どうしでも出身地の話題が盛り上がるように,世界に出たときも出身国の話題は盛り上がります。


 日本のことを最低限語れる教養は,日本で生きる者が必ず持つべきものです。弊社はその一助となれる教材作りをめざします。

歴史分野の重要性

 歴史分野が大切なことは言うまでもありません。過去のできごと,そしてその因果関係を知ることは,現代を生きるわたしたちにとって有用な情報です。

 一方で,歴史分野は好き嫌いが激しい分野であるといえます。好きな人は細かい知識までどんどん頭に入るのに対し,嫌いな人は固有名詞がまったく頭に入ってこずにフリーズしてしまいます。

 歴史は流れを理解せよ,とよく言われますが,流れを理解しようにも,固有名詞が頭に入っていなければ理解できません。教材で歴史分野を「楽しく」することは難しいですが,「頭に入りやすく」することはできると思います。弊社はそんな教材作りをめざします。

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